高校生のとき、学園祭ライブのために作ったトラックです。

ディジュリドゥはオーストリアのアボリジニの管楽器で、
ユーカリの木の中を蟻が巣食って空洞になったものを
切っただけ、という素朴な楽器です。

ところが、音は低音の効いたシビれる音で、
トーキングモジュレータのような、「喋る」ようなサウンドが面白いのです。
メロディラインが、音程ではなく、トーキングの母音なんですね。

それまでピアノやギターという、
コードがあり、メロディのある音楽しか知らなかったので、
ディジュリドゥとの出会いは衝撃的でした。

この世界中に無数の音楽があることの気付きや感動が
私が琵琶を弾いている原点だと思います。