邦楽エンターテイメント音楽
「SAMURAK」
この日本の伝統楽器(琉球音楽・アイヌ音楽も含む、以下同じ)を使用した
それでいて、古典音楽・現代邦楽・現代音楽とは異なり、
今の人が聴いて、普通にノレる、踊れる、弾けられる、
スマホに入れてジョギングできる音楽のジャンル
約20年にわたり
東儀秀樹さん、上妻宏光さん、吉田兄弟さん、
鼓童さん、OKIさん、よなは徹さんらが、
挑戦し、切り開いてきたジャンル
(もっと前からですと、姫神さんや喜太郎さんでしょうか)
このジャンル名に名前を付けたいプロジェクトの続き
こちら、私のfacebookで提言しても
微塵も広がらないので、
何か方法はないか、と思ったところ、
やはりジャンル名は、メディアからだと思い、
この関連の一番の大手メディアである
邦楽ジャーナル倶楽部の編集長の田中さんにご相談しました。
すると、既に田中さんも問題意識を持っていたようで、
2018年7月号の記事を紹介して頂きました。
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『編集長の見たり聞いたり思ったり 〜新日本ポップス?〜』
石井竜也さんは当然ながら自身の作る曲には大いなる自身を見せる。今回のCDアルバ
ム『龍』は和テイストの曲を集めた。
これを新しい音楽ジャンルとして確立させたいという。そして、このジャンルに名前
を付けて欲しいとも。
〜中略〜
[ぼくに続く人が、こういうのって面白いかもと、ヒントにしてくれそうな気がする
んです。
和楽器でラテンをやってみました。ロックに三味線を入れてみました。そういうので
はなく〜(石井竜也さんの言)]
〜中略〜
1920年、宮城道夫と吉田晴風が中心となって邦楽の伝統に根ざしつつ洋楽の要素を取
り入れた新しい音楽ジャンル「新日本音楽」を提唱、その名を冠した一大演奏会を有
楽座で開いた。
新日本音楽は邦楽界を活性化し、やがて「現代邦楽」に続き、多くの名人を輩出して
現代に至った。
〜中略〜
ジャンル名は時代を作る。それを石井さんは知っているようだ。
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石井竜也さんは、言わずと知れた米米クラブのヴォーカルであり、
上妻宏光さんとセッションをするなど、和楽器にも造詣深い方。
ポップスからもジャンル名の必要性を提言されているんですね。
私としては、
いわゆる和楽器、邦楽、という言葉の射程に
琉球音楽やアイヌ音楽を含まない文脈で使われる傾向があるので、
そうではなく、
日本音楽の多様性・多文化性を示す言葉として提唱したい、と思います。
また、現代邦楽・新日本音楽・新日本ポップスは、
いずれも、ジャンル名としては「長い」し「説明くさい」笑。
ROCK・JAZZ・POP・METAL・REGGAREという
世界音楽のジャンルに匹敵させるためには、
短くないと通用しない。
また、ジャンル名に、日本も邦楽もジャパンも、要らないと思うのです。
デトロイトテクノ・ジャーマンロックなど、
テクノやロックが確立されたのちに、その国や地域に派生して地域名がつくのはもちろん素晴ら
しいのですが、
根幹となるジャンル名は、少なくとも世界の垣根がない名前であってほしい。
というわけで、
さて、
問題意識があることはわかったのですが、
実際にどう広めるかは、
果てしない状態ですね笑。